食料品販売会社のパーム油問題への対応状況

3. 食料品販売会社

アンケート回答せず:
イオン、セブン&アイホールディングス、サミット、ローソン、東急ストア、イズミヤ、ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス、ライフコーポレーション、アークス、バロー、平和堂、ヤオコー、オークワ、良品計画、生活協同組合コープさっぽろ、生活共同組合コープこうべ、セコマ、西友

評価項目の詳細やそれぞれの企業の進捗についてはこちら【77KB】よりご覧いただけます。

2022年度総評

食料品販売会社では、イオンやセブン&アイ・ホールディングスなどがRSPOに加盟しているものの、昨年度に引き続き多くの企業からアンケートへの回答が得られなかったため、全体として取り組み状況の実態がわからないという結果になりました。

他の業界と比べてD評価の多さが目立ちますが、これはスーパー・小売業界がサプライチェーンのもっとも川下にあり、幅広い商品を取り扱っていることから、生産地までのトレーサビリティを確認することが難しいという事情があるかもしれません。しかし、パーム油を利用したPB(プライベートブランド)商品を開発したり、店舗で調理油としてパーム油を利用したりするケースもあるため、サプライヤーとも連携しつつ取り組みを進められることを期待しています。

2022年度の回答では、パルシステム、日本生活協同組合連合会、生活協同組合コープみらい、日本生活協同組合連合会、生活クラブ事業連合生活協同組合連合会の5社がパーム油に適用される調達方針を持っていると回答されました。このうちパルシステムと日本生活協同組合連合会はRSPO認証油を調達していると回答されています(ファミリーマートは検討中)。

引き続き、RSPO認証油の購入や調達方針の実施を通じて、責任あるパーム油の調達に向けて前進し、持続可能なパーム油の普及に向けた消費者教育など、消費者にもっとも近い業界としての役割を果たしてもらえることを期待しています。

皆さんも、企業に応援メッセージを送ってみましょう!

 

「パーム油が何に入っているか知りたい」に賛同いただいた皆さんの多くは、おそらく企業にメールを送付したことはないと思います。自分一人がメールを送付したところで、大企業はまったく意に介さないのではないかと思うかもしれません。しかし、お客さまからの応援や激励のメッセージやお願いメッセージは、少人数であったとしても、企業にとっては実は非常に大きな影響力があるようです。お客様窓口に問い合わせをしたことで、一斉に問い合わせに沿った対応がされたこともあったそうです。

さあ、皆さんも、問い合わせをしてみましょう。
各社への応援メッセージはこちら
 

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